のほほんさん

日々の暮らしの雑記です。

金沢最後の夜

生まれも育ちも金沢、大学も就職も県内だったので、初めて実家から出ます。

 

2年弱の遠距離恋愛を終わらせ、うどん県香川の高松市に嫁ぐことになりました。

 

昨日母方の祖母のお家に行った時、お母さんがお嫁に行った時の話をしてくれました。

 

 母が嫁いだ最初の年、いきなりおせちを任されたそうです。父方のおばあちゃんは働いていて忙しいため、毎年おせちは買っていたのです。

 

 お年賀の挨拶に来た母方のおばあちゃんは、自分が毎年作っていたおせちがきちんと並んでいたので、驚きました。教えたわけではないのに自分が作っていたのを毎年見て覚えていたのです。それを見て、涙が出そうになったと話していました。

 

 おばあちゃんの深い愛情を受けて育ったお母さん。そんな母は私にも深い愛情を注いでくれました。

目に見えない、言葉にもできないけれど大切なものは、こんなふうにして伝わっていくのかな、と思ったのでした。

 

…帰ろうと思えばすぐ帰れるんだから、と思いながらも、やっぱりさみしいな。